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「動」 [詩]

こんばんは~[わーい(嬉しい顔)]


今日も前置きはあまりなく、詩でも披露させていただこうかと。

今日ご紹介する詩は、何度かここで披露したものより更に遡り、高校3年から20歳の間くらいに書いたものと思われます。載っていた小冊子を読んでいたら、明らかに違っているんですよね~。

何の不安も感じていなかったこの時期と、一人暮らしを始めて寂しくてウサギバリに怯えていたその後の時期、そして結婚をしてからの時期。面白いもので、当たり前ですがそれぞれ詩を書く時のスタンスが違って見えます。

今回の詩は、以前ご紹介した「ゼロ」と同様、たまに思い出しては自分で元気づけられちゃってるものです。

身体って、スゴイですよね![ぴかぴか(新しい)]



「動」

週に1度でいい いや
月に1度でいい いや
年に1度でいい

太陽が心の底まで照らすような
そんな天気の良い日に
自分の手を陽に透かしてみろ

そして
一つ一つの指を声を出しながら
動かしてみろ

親指から 人差し指 中指 薬指 小指

自分の意志で指が動く
ただそれだけのことに感動しろ
自分で動かせる指が目の前で踊る
ただそれだけのことで泣き伏せろ

けして笑うな
当たり前のことだといって鼻で笑うな

自分の身体が動いている
陽に透かした手を見つめながら
ただそれだけのことに喜びを感じろ

そうすればもう
遠くはないはずだ


(年月日不明)
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