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「時の流れに」 [詩]

しばらくマンガネタが続いたりしたので、今日は久々に詩を披露させていただきたいなと思います。


今回の詩も、20代前後に書かれたものです。
タイトルにもあります時の流れみたいなものを、今でもよく考えたりするんですが、今回のこれは、読み返す限り、だいぶ心の波が静かな時に、そんなことを思って書いたようですね。


何かずいぶんしんどいことがあって、なんとかそれが時間の経過と共に落ち着いてきた、そんな感じです。

当時の僕に出会ったら、伝えてあげたいですね。
30過ぎたら、時間が経つのほんとに早くなるから、今という時間を満喫できるよう楽しんでねって。

それと、君が思っている通り、君の精神は自由だ。
何を選ぶかも君次第だぜって[ぴかぴか(新しい)]


「時の流れに」


この足元から遠く
うつろい さまよう夕陽の向こうに
いつも耐え切れぬ思いを捨てているんだ

後ろに延びる影をたくさんの人が踏み付けて
金縛りにあった僕は無理にそこから逃げようとはしない

誰かが僕を束縛しようとしているなら
たまにはその椅子に座ってみるのもいいなと思ったし
僕が誰かを束縛しようとしているなら
たまにはその僕の力になってあげてもいいなと思ったし

後ろ髪を引っ張っているのは誰だか知らないが
時々見かけるその手は
この両手にとても似ているから 笑いたくても笑えない

僕が夕焼けを好きな理由を君は知ってる
僕が君を好きな理由は僕が知ってる

あの夕陽は
誰も知らないこれからの僕を知っている

また明日 晴れてたら会おう


(年月日不明)

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